転職は自分に合った土(つち)探し
こんにちは、飲食店求人コミュニケーションズの斎藤です。
東京都港区にて厚生労働大臣認可の”職業支援サービス”を運営しています。
毎日のように求職者様の転職の相談をお受けしているからこそ強く感じることがあります。
「どこでも活躍できると過信すると・・・痛い目に合う」
以前、ガーデニングに凝っていたことがあります。
ガーデニングの基本とは?
「土づくり!!」
ガーデニングの土は植物にとって土台となるもので、根がしっかり張ることによって茎葉を支え水や養分、酸素を供給します。つまり植物が健康に育つ良い土について考えることがガーデニングを成功させる始まりです。
土が変わると、それまで元気だった草花が一気に枯れてしまうことがあります。
植え替えの際には草花に合わせた土の配合が重要だと知りました。
これって”転職活動”に似ていませんか?!
『自分を活かせる環境が存在して、初めて活躍することができる』
自分は優秀だから、どこへ行っても活躍できると過信していると失敗する。
ここ最近、私が担当している求人(和食調理)に応募者が殺到しています。
応募者の経歴を見るとほとんどの方が高単価な有名和食店の出身者なのです。
それも料理長や2番手、3番手という実力者たち。
2.3番手の方でも、ほかの店に行けば間違いなく即料理長でしょう。
実際に有名和食店を退職され、次に転職した先は料理長として抜擢されています。
そんな実力者達がなぜ転職を決意したのか?
疑問に思い尋ねてみると「どうも、大変なところに転職してしまったらしい」。
お店のコンセプトに合わせてファンを地道に作っていくことが大事なのに、
本部から降りてくる指示がコロコロ変わるらしいのだ。
(相談者の事例)
一流ホテルの和食料理長として活躍していたKさん。ホテル在職中にベンチャー企業の役員に ”一流のお店を創りたいから力を貸して欲しい” と誘われ入社。素材を重視するお店で、原価予算を確認した上で入社したのだが、急に「原価を一気に落として欲しい」高単価なお店でサービスも重視しなければならないのに「接客人件費を大幅に削減して欲しい」と言われ「そんなことをすれば一気に客離れします」と反対したものの、経営を一番に考えて欲しいと説得され、指示通り素材を落とし原価を下げ、人件費も2人必要なところを1人で対応するなど対策を打った。数ヶ月が経過すると予想通り客離れが発生。すると今度は本部から客離れが発生している要因を詰められ、「やっぱり原価を昔の状態に戻そう」と指示があったらしいのです。このような経営方針に付いていけなくなり転職を決意。
この相談者の事例から私がお伝えしたいことは、
●経営者が経営を一番に考えることは自然なこと。
●料理人が料理を一番に考えることも自然なこと。
お互いその道のプロとして経験に裏付けされた意見を持っています。
誰が問題だったのか?ということではなく
やはり ”土が合わない環境ではどんなに美しいな草花も枯れてしまう”ということ。
どこでも活躍できると過信して、土(土台)の合わない環境に身を置いてしまうと、痛い目に合うということです。
信頼で成り立っている歴史あるお店(会社)は、これまでの経験や実績から中長期的に最善と思う判断を慎重に選択し下しますが、歴史の浅いお店(会社)には経験や実績がありません。そんな中、その場その場を生き残るため、その場に最も適した判断を下します。私はどちらも正解であると思います。
ただ残念なことは1つ。
もしMさんの会社が、Mさんに ”土づくり” から力を貸して欲しい、と依頼していたらどうでしょう?
今回、応募のため私のもとへ来てくれたMさんですが・・・
応募した求人は、”土づくり” から手伝って欲しいというお仕事です。
(まとめ)
● 自分の力を過信して、どこでも活躍できるという考え方には注意。
● 自分がイキイキと、能力が活かせる環境を探す。
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担当:さいとう
※お電話の際、「飲食店求人コミュニケーションズを見た」
と言っていただけるとスムーズです。
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