飲食転職コンサルタントのブログ『一方的なコミュニケーションの果てには』
飲食店求人コミュニケーションズの斎藤です。
以前、こんなことがありました。
私が転職のお世話させていただいたWさんの面接結果の話です。
A社の人事担当の方からは「あまり元気の無い人ですね」という評価。
B社の人事担当の方からは「話しやすくて情熱もあって良い方ですね」
Wさんは2重人格でもなければ、A社の面接時に体調が悪かった訳でもありません。
因みに私のWさんに対する評価はB社と一緒でした。
Wさんはとても気さくな方で会話をしているとちらも楽しい気分になります。
しかし、結果としてA社とB社の結果はまったく異なるものでした。
最も注意しなければならないのは、一方だけの評価を鵜呑みにしてしまうこと。
A社の評価だけを切り取ればWさんは「あまり元気の無い人」になってしまいます。
長年、転職コンサルタントという仕事をしていると今回のようなケースは決して珍しくありません。
過去を振り返っても、2-3社の面接評価が悪かった方が、今では企業のトップとして活躍されている方もいれば上場企業の部長として活躍されている方もいます。
だから私は転職相談者と面談させていただくときには、必ずその人が話しやすい環境をつくるところから入ります。
「なぜ あの時、この判断をしたのか?」など
一方的なコミュニケーションの中から、真実(その人の人間性や能力)を見抜くことは出来ないからです。
残念なことに転職コンサルタントの中にも、一方的に知識を自慢する人や自分の意見が正論という考えを基に面談を進行させる人がいると聞きます。
「貴方にはこの会社が合う」
「貴方はこういう人だからC社が良い」
と一方的なコミュニケーションの果てに、断言してくるそうです。
人間は少なからず思い込みを持って人と接することになりますので、相手の立場に立ち、なぜ〇〇だったのか、なぜ△△だったのかをヒアリングして行かなければ真の課題は見えてこない上に誤った評価をしてしまいます。
面接は、企業側にとっても、応募者にとっても一発勝負です。
だからこそ凝り固まった概念を捨て、”お互いを知ろう”とする姿勢こそが大切なのだと思います。
一方的なコミュニケーションの中からは決して人の真実は見えてこない。
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転職コンサルタント 齋藤
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