高い評価を得るための働き方
誰もが「収入を増やしたい」、「自己実現に近づけたい」と考えます。
これまで1000人を超える転職者の就職活動をお世話させていただき思うことは
出世や収入UPなど自己実現に近づけている方々には共通するポイントがあります。
「大きなお世話をしない」
「上司が頭を悩ませていること、求められていることをやり遂げる」
以上この2点。
まずは、昇給昇格の権限を持った上司が「何を求めていて」また「何に困っている」のかを考えることが重要と思います。
大きな成果を残した人間が昇給昇格するのは当然ですが、もし同じくらい素晴らしい実績を残した同僚がいたとしたらどうでしょうか?
立派な評価制度が構築された会社であっても最終的に評価を下すのは”人”です。人は「好き嫌いと言う感情を持つ」生き物ですから、自分にとってプラスに働く部下を引き上げようとします。
上司が困っていること、求めていることをリサーチし、それらを問題解決できる部下が最も評価されるのだと思います。
例えば「問題児」のお店を改善すること。
誰もが問題児と向き合うことは辛くてパワーのいることだと思います。
できることなら「楽しく仕事したい」「結果の出やすい店で働きたい」と考えるはず。
経営者(上司)は問題児の店をどうすべきか常に頭を悩ませています。もし上司の悩みを解決することができるとしたら、評価は抜群に上がるということです。
では逆に「大きなお世話」とは何でしょう?
上司が求めていないことに注力したり、的外れな店舗運営を行うことになります。
例えば上司がコストコントロールを重視しているにも関わらずコストを無視した対策を打っていたり・・・。
クライアント経営者がこんな話をしていました。
「うちは色んな業態のお店を経営しているのだけど、従業員たちに人気のお店と不人気のお店があるんだ。カフェは人気で、居酒屋・寿司・ラーメンといった業態には行きたがらなくて困っているんだ。もちろん希望を考慮して人員配置はしてあげたい!でも、、、不人気店では人が不足して困っているんだ。いま不人気店を統括しているのは若手の従業員なんだけど、この社員は文句も言わず自主的にいまの部署に入り結果を出してくれた。これまで色々と助けてもらっているからドンドン昇格させていくよ」
実はこの若手社員(統括)をクライアントに紹介したのは私。
はじめて転職の相談に来てくれた時、自信がなく弱弱しく感じる方ではありましたが、たった一つ「お客様を満足させたい!」この気持ちだけは本当に強い方だと感じました。
「業態の希望はありますか?」という私の質問に「自分が成長できると思う会社をプロの目線で紹介して欲しい」と答えていたことを思い出します。
きっと人が「辛い・パワーが必要」と思う嫌がるお店に自主的に配属し、地道に結果を出してきたのだと思います。
久々にあった彼の表情は自信に満ち溢れていました。
この瞬間、彼からパワーをもらいました。
「ありがとう」
0コメント